ムジカノーヴァ『雨のち晴れ』

2012年02月01日
音楽を通してHAPPYを届ける
ムジカノーヴァ『雨のち晴れ』
ムジカノーヴァ『雨のち晴れ』
「エルパの代表にならないか?」
「はい、やります!」
 2007年11月27日、26歳最後の日に社長から辞令を受け、即答で引き受けたのが私とエルパの歩みの始まりでした。
 親会社をはじめグループ会社は全て運輸・旅行関係の事業であるのに対し、エルパのみが、音楽家派遣サービスなどを行う音楽関係の事業。 当時はグループの中で一番規模の小さい会社でした。
「あそこは何をしているの?」と、親会社や他のグループ会社の人たちからも言われるほど認知度が低く、影の薄い存在でした。
 私の正式な代表就任は2008年1月1日。“社長”という肩書きはついているものの、未知の世界に飛び込んだ私は新人も同然。 部下から教えてもらう日々でした。音楽ド素人の私がエルパを運営する意味とは?常に自問自答する毎日。
 そんなある日、お客様から1通のメールが届きました。ご自身の結婚式に生演奏をご依頼いただいたようで、そこには演奏がとても素晴らしかったこと、 スタッフの対応がとてもよかったこと、参列者からの評判も上々だったこと、結婚式が大成功に終わったことなど、これから2人で力を合わせて人生を歩んでいく決意表明に加え、エルパに出会えたことへの感謝の言葉が綴られていたのです。 それを読みながら、仕事中にも関わらず涙をボロボロ流している自分がいました。
「なんて良い仕事をしているんだろう!」
心底そう思いました。
 エルパに異動する直前の私は、男性スタッフと2人で全国のお客様から寄せられる苦情に対応する仕事をしていました。 誠意を示そうと、その日に現地まで飛ぶこともありましたが、いくら頭を下げても、過ぎた時間はもう取り戻せない。何の解決にもならないもどかしさや悔しさ、 無力さをいつも感じていました。
 それが一転、エルパに来た途端、お客様からお喜びの声をいただいたのです。あの感動の瞬間から今日まで、「ありがとう、とても良かったよ」の言葉を励みに、私は駆け回っています。
 日々の小さな積み重ねでも、それを継続していけば、音楽を通じてお客様が、そして演奏者も、スタッフも、そこに居合わせた全ての人がHAPPYになる、そんな構図がこの仕事においては必ず成り立つと私は信じています。
 今はグループから独立してオーナー社長としてエルパを運営しています。私とエルパの歩みはこれからもまだまだ続くようです。