ベビーシッター多様化

2005年04月27日
発行:産経新聞
音楽、英語…付加価値に人気
ベビーシッター多様化
親が留守の間に子供を預かる「ベビーシッター」のサービスが多様化している。 子守りをしながら英語でおじゃべりしたり、バイオリンで音楽を教えたり・・・。 忙しい親に代わって、家事を行うサービスも人気だ。女性の生活スタイルの変化にあわせ、子育ての現場も変わりつつある。

東京都港区の主婦Tさんの自宅には週に1回約4時間、ヴァイオリンを持ったベビーシッターが訪れる。音大卒の26歳。「音楽が得意なお姉さんが遊びに来てくれる感覚で」と約3ヶ月前、長女のEちゃんのため、派遣を依頼した。

子守りの合間にバイオリンを演奏したり、歌ったり。「教室通いと違って、日常の中で音楽に親しめるのがいい」とほほえむTさんは、その間に掃除をしたり、歯科医院に通ったりする。「子供は大喜び。私もリラックスできるし、まさに”一石二鳥”です」

音楽の指導者の派遣などを行う「エルパ」(本社・東京)は4年前、音楽ができるベビーシッターの派遣を始めた。

「音大を出た人に幼児教育を学んだり、保育士の資格を持つ人が多いことに目をつけた」(渡辺悠子社長)というのが、事業開始のきっかけだ。派遣料金は1時間1,575円。「子供に音楽を教えたいけれども自分では・・・という母親の利用が多い」といい、依頼者の約3割が専業主婦という。

シッター登録者は約500人あり、バイオリンのほか、ピアノ、フルート奏者が多い。「音楽家にはマナーがしっかりした人が多く、良いしつけが期待できる」ことも人気の理由という。