エンタメもお取り寄せ

2005年03月26日
発行: 日本経済新聞
広いLDK増加、自宅で楽しむ
エンタメもお取り寄せ
自宅に様々な分野の達人を呼び寄せて楽しむ「お取り寄せエンタメ」が広がっている。 「LDK(リビングとダイニング、キッチン)」の面積をたっぷりとった新築住宅が増え、友人を招いたホームパーティが浸透するなど住宅構造とライフスタイルの両面で変化が進む。 自宅こそが仲間とのきずなを強め癒し効果を得る舞台となっている。

〜抜粋〜 「2年前と比べ、個人宅での演奏回数は3倍の年間150件になった」と言うのは音楽家派遣のエルパ(東京・港、渡辺悠子社長)。
ピアノとフルートやチェロ、弦楽四重奏、金管五重奏など様々な編成を用意する。レパートリーは約300曲。
「夫婦の記念日、子どもの誕生日などに呼ばれている」(渡辺社長)

「出張音楽隊」が家庭にまで入り込んだ背景には住宅構造の変化がある。 リクルートの調べではLDKの面積は5年間、ほぼ一貫して拡大している。 2004年の注文住宅と住宅設備に関する同行調査ではLDK面積が平均32.3平方メートルで2000年と比べると約2.6平方メートル広くなった。
「広くなったLDKを劇場のような多目的空間と位置付ける志向が強まっている」と同社は分析する。 ホームシアターの延長線上にあるのが、「お取り寄せ」需要だというわけだ。団塊世代の定年を間近に控え、LDK発のエンタメ市場は拡大しそうだ。