ベビーシッター特集

2004年07月15日
発行:朝日新聞
生活【お金】 おいくらですか 育児に助っ人頼んだら
ベビーシッター特集
残業で保育園に迎えにいけない。病院に行く間預かって欲しい……。そんな時、親を助けるベビーシッター。共働き世帯だけでなく、最近は専業主婦の利用も多いようです。子育て支援策として手頃な料金で利用できる公設のファミリー・サポート・センターが広がる中、民間業者は料金据え置きで、プラスアルファのサービスで対抗しています。

埼玉県越谷市の主婦(33)は週に1回約3時間、2歳の長女をベビーシッターに預けている。 自宅マンション前の公園などで遊んでもらっている間に、「歯の治療と、近くに住む母の薬をもらいに 病院を回るんです」。

インターネットで市内の業者を見つけ、子供の扱いに慣れた50代の女性を選んだ。 料金は1時間約1,800円。月2万円を越える出費はワープロ入力のパート収入で賄う。 「もう少し安いと楽だけど、毎回友達に頼めないし、子どもと出かけてぐずられたときのストレスを思えば助かってます」

113社が加盟する全国ベビーシッター協会(東京)によると、ベビーシッターは依頼者の自宅に出向いて 保育するのが基本で、一般に食事の用意や家事はしない。対象はゼロ歳〜12歳とする業者が多く、大半は会員制。入会金と年会費、時間当たりの利用料と往復交通費が主な費用だ。

協会の昨年度の実態調査では、入会金は1万〜1万5千円、年会費は5千〜1万円、基本料金は平日昼間で 1時間1,500円前後が最も多かった。午前9時以前や午後5〜10時あたりは早朝・夜間料金として1時間約300円増、会員以外の利用は500円前後が加算され、引き受ける時間は「2時間から」が6割を占めた。同協会の藤井貢総務部長は「この5年は、料金に変化はないんです」。不況とファミリー・サポート・センターの増加がその要因。民間各社は、付加価値を付けたサービスで需要を掘り起こしている。

エルパ(東京)は登録シッター全員が音楽関係の短大・大卒者。絵本に合わせて歌作りをしたり、リズム遊びをしたり。「保育に音楽を採り入れて情操面を育てる」(渡辺悠子社長)のが特徴だ。1時間1,575円。最低3時間の利用のうち約30分、楽器のレッスンも受けられる。